病院指標(平成30年度)

年齢階級別退院患者数

年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~合計
患者数1240334380982373134781841,518

平成30年4月1日から平成31年3月31日に退院した患者様を年代別に集計した表です。
当院は、急性期病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟を有します。
疾患や手術後の回復状態、リハビリの進行状態など患者個々の状態をみて入院病棟を選択します。
平成30年4月1日から平成31年3月31日に退院した患者総数は1903名で、うち
①急性期病棟に入院した患者数1576名
②急性期病棟への入院はせず、その他の病棟へ直接入院して退院する患者数327名
急性期病棟に入院した患者数1576名のうち
③医科レセプトのみ1518名
④医科以外(労災、自賠など)58名
で、今回の集計は、③「急性期病棟に入院した、医科レセプトのみの1518名」を総数として集計しています。

診断群分類別患者数(診療科別患者数上位5位まで)

下の表は、診療科別の上位5疾患を集計したものです。
当院には、急性期病棟・地域包括ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟があり、
患者様の疾患や病状に合わせて入院する病棟を選択します。
【表中の言葉の定義】
①平均在院日数:入院してから退院するまでの日数
②急性期:当院での急性期病棟の平均在院日数
③全国平均日数:全国のDPC対象病院(急性期病院)の在院日数を平均したもの
④転棟数:地域包括ケア病棟または回復期リハビリテーション病棟への転棟してから退院したもの。

内科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均在院日数
平均在院日数(全国)
転院率
平均年齢
転棟数
患者用パス
040081xx99x00x
誤嚥性肺炎/手術なし
49
29.22
23.11
10.2%
79.76
10
110310xx99xx0x
急性腎盂腎炎・尿路感染症/手術なし
26
19.46
12.58
3.8%
78.92
5
060380xxxxx0xx
ウイルス性腸炎/処置等なし
17
5.12
5.42
0.0%
48.06
0
060210xx99000x
腸閉塞(イレウス)/手術なし
15
6.40
8.95
6.7%
74.00
0
060102xx99xxxx
結腸憩室炎/手術なし
11
11.73
7.75
0.0%
68.73
2

上位は前年同様「誤嚥性肺炎」「急性腎盂腎炎、尿路感染症」となっています。
誤嚥性肺炎については、入院中に言語聴覚士が介入し嚥下評価をしたうえで、嚥下訓練や呼吸機能訓練を行っています。
また、必要な場合は退院後の医療・介護関係スタッフへの指導を行います。

外科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均在院日数
平均在院日数(全国)
転院率
平均年齢
転棟数
患者用パス
060160x001xxxx
鼠径ヘルニア(15歳以上)/ヘルニア手術鼠径ヘルニア等
18
5.56
4.96
0.0%
69.2
0

060210xx99000x
腸閉塞(イレウス)/手術なし
9
7.00
8.95
0.0%
73.2
0
080010xxxx0xxx
蜂窩織炎/処置なし
9
10.33
12.51
0.0%
59.9
1
060330xx02xxxx
胆嚢結石症/腹腔鏡下胆嚢摘出術等
8
6.75
6.52
0.0%
62.4
0
060150xx99xx0x
急性虫垂炎/手術なし
7
5.71
6.78
0.0%
32.90
0
※患者数10名以下の疾患については参考値とした表記
上位疾患については前年度と同様となっています。
在院日数は参考値ではありますが、それぞれ全国平均より短縮しています。
抗生剤の点滴など急性期治療が終了した時点で退院とし、外来診療へと移行する事で在院日数を短縮しています。

整形外科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均在院日数
急性期
平均在院日数(全国)
転院率
平均年齢
転棟数
患者用パス
160690xx99xx0x
胸椎・腰椎圧迫骨折/手術なし
151
48.26
11.62
19.61
7.3%
80.5
129

160800xx01xxxx
大腿骨頚部骨折・転子部骨折/人工骨頭挿入術 肩・股等
126
62.4
21.38
26.30
12.7%
84.9
106
070343xx97x0xx
腰部脊柱管狭窄症/手術あり
88
24.88
8.93
16.80
1.1%
73.6
86
070350xx97xxxx
腰椎椎間板ヘルニア/手術あり
52
22.51
10.75
15.83
1.9%
57.6
46
160980xx99x0xx
骨盤損傷/手術なし
38
54.71
12.32
19.32
5.3%
80.6
37

前年度同様に上位5疾患のうち3疾患は骨折症例となっています。高齢化が進む中で骨粗鬆症を有する患者も増加しており、 骨折の治療だけではなく骨粗鬆症の治療も含めた治療を行っています。 また、同様に高齢化により整形疾患だけではなく内科的な疾患のある患者には、内科医師が担当医として診療を行い 二人主治医制で患者を総合的に診療する体制をとっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

UICC病気分類とは、UICC病気分類国際対がん連合によって定められた、
①原発巣の大きさと進展度
②所属リンパ節への転移状況
③遠隔転移の有無
の3つのカテゴリーによって各癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。

初発
再発
病気分類基準(※)
版数
StageⅠ
StageⅡ
StageⅢ
StageⅣ
不明
胃癌
0
1
0
1
0
0
2
7
大腸癌
0
3
1
0
0
2
2
8
乳癌0
0
0
0
0
1
1
7
肺癌
0
0
0
0
1
0
1
7
肝癌
0
1
0
0
0
0
2
7
※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
日本で罹患率の高い五大癌と言われている「胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝臓癌」の病期分類別数を集計したものです。
当院での手術も行いますが、長崎大学病院等のがん拠点病院と連携して初期治療後の維持治療を行うなど個々の患者に即した医療を提供しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等


患者数
平均在院日数
平均年齢
軽症
3
5.33
44.33
中等症
34
23.09
84.76
重症
7
44.29
84.71
超重症
6
43.00
82.67
不明
-
-
-
 肺炎の重症度分類
①男性70歳以上、女性75歳以上
②BUN21mg/dl以上または脱水あり
③SpO2 90%以下
④意識障害
⑤血圧(収縮期)90mmHg以下
*1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点

軽症:0点
中等症:1~2点
重症:3点
超重症:4~5点(ショックがあれば1項目のみでも超重症)
成人の肺炎を別表の重症度別に分類したものです
患者数としては「中等症」の状態の患者数が多くなっていますが、「重症」「超重症」に分類される患者数が増加しています。
他疾患と同様に肺炎の他に基礎疾患がある場合は重症化する場合が多く、入院期間も長くなります。
当院ではCOPDと称される肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患のある患者には、理学療法士が介入し呼吸器リハビリを行い、退院後の生活指導等も行っています。 退院がスムーズに出来るようにサポートしています。

脳梗塞のICD10別患者数

ICD10
傷病名
発症日から
患者数
平均在院日数
平均年齢
転院率
G45$
一過性脳虚血発作及び関連症候群
3日以内
6
4.83
77.17
0.0%
その他
1
2
83.00
0.0%
G46$
脳血管疾患における脳の血管(性)症候群
3日以内
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
I63$
脳梗塞
3日以内
1
52.00
90
0.0%
その他
2
35.00
90.5
0.0%
I65$
脳実質外動脈の閉塞及び狭窄、脳梗塞に至らなかったもの
3日以内
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
I66$
脳動脈の閉塞及び狭窄、脳梗塞に至らなかったもの
3日以内
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
I675
もやもや病(ウイリス動輪閉塞症)
3日以内
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
I679
脳血管疾患、詳細不明
3日以内
-
-
-
-
その他
-
-
-
-
前年と同様、「一過性脳虚血発作及び関連症候群」「脳梗塞」どちらとも発症より3日以上経過している症例がみられました。 どの場合でも早期に診断することで、在宅復帰を可能とします。 早期受診に関する啓蒙活動も、当院の地域に対する役割と考えます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

Kコード
名称
患者数
平均術前日数
平均術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K664
胃瘻造設術(introducer法)
6
24.33
23.33
23.0%
83.83
K6872
EST(胆道砕石術を伴うもの)
3
6.33
12.00
0.0%
81.67
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
2
0.50
2.50
0.0%
72
内科では、内視鏡的胃瘻造設術が上位となっています。術前に食事が取れていない場合には、栄養状態の改善を行ってからの手術になるため術前日数が長くなっています。
また、他病院からの依頼で入院治療した場合は紹介元の病院へ転院となります。前年度上位を占めた内視鏡的大腸ポリープ切除術は、地域包括ケア病棟で入院加療を行っているため、 今回の集計には含まれていません。

外科

Kコード
名称
患者数
平均術前日数
平均術後日数
転院率
平均年齢
患者用パス
K6335
ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)
17
0.88
3.71
0.0%
70.5
K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
13
1.62
5.08
0.0%
63.1
K718-22
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴う)
4
1.75
5.50
0.0%
44.8
K718-21
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わない)
3
1.00
11.00
0.0%
44.70
外科では、予定手術が多く術前日数が短縮されています。外来で術前検査を行い全身状態を評価した上で手術日を決定するため、 患者の状況に合わせて手術や入院日程を調整することも可能となっています。

整形外科

Kコード
名称
患者数
平均術前日数
平均術後日数
手術から転棟まで
転院率
平均年齢
患者用パス
K0461
骨折観血的手術(大腿)
99
2.94
52.53
16.63
11.1%
79.82
K1426
椎弓形成術
95
3.85
23.41
6.84
2.1%
72.9
K0462
骨折観血的手術(下腿)
56
3.39
26.59
6.22
1.8%
58.5
K1342
椎間板摘出術 後方摘出術
51
5.39
15.39
4.91
2.0%
57.40
K0811
人工骨頭挿入術(股)
41
4.52
52.67
17.89
12.2%
85.1
骨折観血的手術(大腿)と人工骨頭挿入術(股)は「大腿骨頚部骨折」で行われる手術で、椎弓形成術と椎間板摘出術は脊椎疾患で行われる手術です。
術前日数を短縮することで長期臥床による筋力低下や認知機能の低下が出現しないように早期のリハビリを行います。
また、個々の病態に合わせて地域包括ケア病棟や回復期リハビリ病棟へ転棟し、在院復帰に向けたリハビリを行っています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC
傷病名
入院契機
症例数
発生率
130100
播種性血管内凝固症候群
同一
-
-
異なる
-
-
180010
敗血症
同一
-
-
異なる
-
-
180035
その他の真菌感染症
同一
-
-
異なる
-
-
180040
手術・処置等の合併症
同一
2
0.13%
異なる
-
-
平成30年度では、上記疾患の発生は2症例のみでした。 内訳は、「薬剤によるアナフィラキシーショック」が1例と「術後の瘻孔形成」が1例で、発生率は0.13%です。
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