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休 診 日
日曜日・祝祭日・年末年始(12/30~1/3)

病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 肺炎の重症度分類別患者数
  5. 脳梗塞のICD10別患者数
  6. 診療科別主要手術別患者数(上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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令和4年4月1日から令和5年3月31日に退院した患者総数は1903名で、うち
①急性期病棟に入院した患者数1452名
②急性期病棟への入院はせず、その他の病棟へ直接入院して退院する患者数451名でした。
急性期病棟に入院した患者数1452名のうち
③医科レセプトのみ1402名
④医科以外(労災、自賠責など)50名
で、今回の集計は「③急性期病棟に入院した、医科レセプトのみ」の1402名を総数として集計しています

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 合計
男性 2 15 14 24 30 39 90 129 142 45 530
女性 6 4 11 10 19 50 81 160 310 221 872
8 19 25 34 49 89 171 289 452 266 1,402

令和4年4月1日から令和5年3月31日に退院した患者を年代別男女別に集計した表です。
当院では外傷疾患を多く受け入れており、10歳以下の小児から90歳以上まで幅広い患者に対応しています。

診断群分類別患者数(診療科別患者数上位5位まで)

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下の表は、診療科別の上位5疾患を集計したものです。
当院には、急性期病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟があります。
疾患や手術後の回復状態、リハビリの進行状態など患者さんの状態にあわせて入院病棟を選択します。
【表中の言葉の定義】
①平均在院日数:入院してから退院するまでの日数
②全国平均日数:全国のDPC対象病院(急性期病院)の在院日数を平均したもの
③転棟数:急性期病棟に入院し、地域包括ケア病棟または回復期リハビリ病棟へ転棟してから退院したもの

内科

DPCコード DPC名称 患者数 在院日数 急性期の期間 全国平均 転院率 年齢 転棟
110310xx99xxxx 急性腎盂腎炎 63 18.8 13.4 13.61 0.4% 81.4 17
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 45 28.2 22.5 21.11 0.4% 82.0 15
060380xxxxx0xx 急性胃腸炎 34 5.9 5.9 5.70 0% 65.8 1
030400xx99xxxx 良性発作性頭位めまい症 27 6.1 6.1 4.79 0% 67.6 0
060190xx99x0xx 急性虚血性大腸炎/手術なし 13 13.0 9.4 8.76 0% 74.9 1

上位は「急性腎盂腎炎」「誤嚥性肺炎」で前年と比較すると急性腎盂腎炎が増加しています。
内科ではめまいや急性腹症で救急搬送される患者も多く、件数が前年よりも増加しています。
誤嚥性肺炎や急性肺炎(別項目で集計)に対しては、投薬とあわせて呼吸器リハビリや嚥下評価を行い
多職種で患者ケアを行っています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 在院日数 急性期の期間 全国平均 転院率 年齢 転棟
160690xx99xxxx 胸椎圧迫骨折、腰椎圧迫骨折 163 46.0 11.7 20.09 0.6% 82.2 126
160800xx01xxxx 大腿骨近位部骨折/手術あり 148 51.3 19.6 26.42 1.1% 84.8 111
070343xx97x0xx 腰部脊柱管狭窄症/手術あり 51 25.2 14.5 15.60 0.1% 73.4 25
160980xx99x0xx 骨盤骨折(仙骨、恥骨、坐骨) 39 45.2 13.2 19.98 0.2% 84.6 28
070350xx02xxxx 腰椎椎間板ヘルニア/手術あり 31 19.4 11.3 14.17 0% 56.4 15

前年と比較しても上位疾患に大きな変化はなく、骨折と言われる外傷疾患と脊椎疾患の患者が上位を占めています。特に上位2疾患では急性期治療が終了した時点で、回復期リハビリ病棟や地域包括ケア病棟へ転棟する患者が75%以上おられます。自宅退院を目標に多職種でカンファレンスを行いながらリハビリを進めていきます。
また、大腿骨近位部骨折の患者に対しては二次性骨折予防のために骨粗鬆症の評価を行い、必要な場合は治療を開始します。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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UICC病気分類とは、UICC病気分類国際対がん連合によって定められた、
①原発巣の大きさと進展度
②所属リンパ節への転移状況
③遠隔転移の有無
の3つのカテゴリーによって各癌をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。

Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明 再発 規約
胃癌 0 0 0 1 0 0 8版
大腸癌 1 3 2 5 0 0 8版
乳癌 0 0 0 0 0 0
肺癌 0 0 2 1 0 0 8版
肝癌 0 0 1 0 0 0 8版

五大癌と言われている「胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌」の病気分類別数を集計したものです。
当院では外科的な手術は行っていないので入院患者数としては多くありませんが、近隣のがん拠点病院とも連携して外来通院による治療の継続をおこなっています。また、別の疾患で入院されて入院中の検査で癌の診断がされる場合もありますが、患者や家族と治療について話し合いを行いそれぞれの専門医と連携しています。

肺炎の重症度分類別患者数

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肺炎の重症度分類
 ①男性70歳以上、女性75歳以上
 ②BUN21mg/dl以上または脱水あり
 ③SpO2 90%以下
 ④意識障害
 ⑤血圧(収縮期)90mmHg以下
*1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点

軽症:0点
中等症:1~2点
重症:3点
超重症:4~5点(ショックがあれば1項目のみでも超重症)

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 3 11.7 64.0
中等症 22 21.5 79.1
重症 13 20.0 86.0
超重症 1 17.0 88.0

成人の肺炎を重症度別に分類したものです。
前年と比較すると「中等症」「重症」の患者の平均年齢が高くなってきています。
高齢化が進むことで重症化リスクは年々高くなっていますが、呼吸器専門医師を中心に「中等症」以上の病態でも症状が改善し退院されています。
また、近隣の高機能病院とも連携し急速に病態悪化した場合にも対応出来るような体制をとっています。
重症化リスクは入院期間にも影響しますので病態が「重症」の患者の平均在院日数が前年より長くなっていますが、理学療法士による呼吸器リハビリ、言語聴覚士による嚥下訓練を行ったうえで、自宅退院へ向けて地域の医療・介護との連携を図っています。

脳梗塞のICD10別患者数

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率 急性期
3日以内 7
その他

当院には常勤の脳神経外科医師が在籍していないため入院患者数としては多くはありませんが、非常勤医師との連携をとりながら患者の治療を行います。
急性期治療が終了したあとは、必要があれば回復期リハビリ病棟へ転棟して自宅退院を目標に多職種で連携しながら患者のケアを行っていきます。

診療科別主要手術別患者数(上位5位まで)

*各診療科上位5位のKコード患者数が全て10件未満の場合は表の掲載はなし

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内科

内視鏡的大腸ポリープ切除術が該当手術になりますが、当院では「地域包括ケア病棟」での受け入れを行っているため、今回の集計数には含まれていません。

外科

2022年度は常勤外科医が1名のため手術治療は多くありませんでしたが、2023年より田島院長が就任され常勤医師2名の体制で患者に合わせた治療を行っていきます。

整形外科

Kコード 名称 患者数 術前日数 術後日数 OP➡転棟まで 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 105 2.6 51.3 16.7 1.0% 84.3
K1426 椎弓形成術 65 3.2 23.9 11.5 0.1% 72.6
K0811 人工骨頭挿入術(股) 42 3.0 43.5 18.6 0.1% 86.8
K1342 椎間板摘出術 32 3.2 15.3 7.4 0% 55.2
K0462 骨折観血的手術(下腿) 22 2.5 20.3 13.9 0% 53.3

上位5手術は前年と同様ですが、術前の日数は平均1日短縮しています。術前から内科医師と連携して全身状態を評価する事でスムーズに手術が行われる体制をとっています。周術期は麻酔科医師による状態管理で患者が安心して手術が受けられるように手術室スタッフを含めたチーム医療を提供しています。
リハビリスタッフによる運動療法は術前より開始し、術前のADL回復を目指して地域包括ケア病棟や回復期リハビリ病棟での治療へと移行していきます。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 1 0.07%
異なる 3 0.21%
180010 敗血症 同一 1 0.07%
異なる 4 0.29%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 2 0.14%
異なる 0

「播種性血管内凝固症候群」「敗血症」は前年よりも件数が増加しています。
「入院契機と異なる」の件数が多いという事は入院中に発症した症例で、高齢化リスクだけではなく心疾患や糖尿病の合併による発症もあります。また、病院に受診した時点ですでに状態が悪化している場合も増えてきています。治療についても複数医師でのカンファレンスを行い方針を決定しています。

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